2019年9月-種拾いツアー報告

1日目

9月27日夜11時、ツアー一行は東京駅八重洲口から夜行バスで仙台に向かった。仙台に到着したのは朝5時頃。9月とはいえ、朝の仙台は上着が必要なくらい肌寒かった。

仙台駅の食事処で軽い朝食を食べたあと、仙石線で東塩釜に向かった。

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塩釜では始めに仲卸市場を歩いた。鮪をはじめとした新鮮な魚介類・加工品を置いた店が、縦横10本以上ある通路にぎっしりと並んでいた。

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時間があったので、仲卸市場から少し離れた塩竈市魚市場にも立ち寄った。ちょうど朝8時から鮪の競りが行われていた。鮪に札が付けられて箱に入れられる様子を上から眺めることができた。

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魚市場から仲卸市場に戻った後は海鮮丼を食べ、車で活動地、気仙沼市前浜に向かった。荷物を下ろし、前浜近くの大沢ドライブインで昼食を食べた。お店のおすすめメニューはねぎとろ丼だが(市販のものと違い、余計な添加物が入っていないのが自慢だそう。美味しい。)、なぜか自分を含め多くの人は焼肉定食を食べた。

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昼食後、本ツアーの目的である椿の種の採集を開始した。

椿と言っても、現地の椿の木は自然に生えているものと思われ、木の高さは3mや5mくらいだろうか、大きな木が多い。椿は種の5個くらい入った、直径5cmほどの赤い実をつける。種の採集では、椿の木にはしごを掛け、なっている実をはさみで取る。中でも前浜には高さ10mはあると思われる椿の大木があるが、家の2階以上の高さあるはしごを、地元の人は難なく上っていた。

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作業は2時間ほどで、意外と早く終わったが、150個以上の実を集めることができた。

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夕方、前浜から少し気仙沼市街のほうにある銭湯で入浴した。今まで多くのツアーでは椿ハウスでシャワーを浴びるだけだったので、ゆっくりお風呂に入れたのは良かった。夜は、地元の人と椿ハウス(活動の拠点)で夕食を食べた。もちろん色々な話をしたが、私たちの活動である椿の植樹と防潮堤に関連して新たな話があり、思いのほか真剣な話になった。


2日目

2日目は、気仙沼大島や陸前高田へ行った。朝は、前浜の人が今年オープンしたカフェでの朝食となった。天気が比較的よく、朝食のパンとコーヒーはおいしかった。

その後私たちは、車で気仙沼中心部へ。まず、気仙沼の市場でやっていたサンマ祭りに行った。

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お祭りは賑やかで人がたくさんいたが、お祭りの目玉・さんまの塩焼きを配っている場所には、長い行列ができていた。サンマは食べなかったが、市場でお土産を買った。なお今年はサンマが不漁であり、塩釜の市場や気仙沼でさえ、新サンマの値段が300円する状況であった。

サンマ祭りの後は、新しく完成した気仙沼大島大橋を見に行った。

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気仙沼には気仙沼大島(気仙沼では単に「大島」と呼ばれる)という島があり、東日本大震災を契機に気仙沼と大島を結ぶ橋ができたのである。昼食は大島のラーメン屋で食べた。

午後、私たちは陸前高田に行った。偶然にも、このツアーの1週間ほど前に、陸前高田に新しい震災伝承館がオープンしていた。

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陸前高田の伝承館は、東日本大震災の津波の恐ろしさを伝えつつも、三陸という場所自体の津波への向き合い方や、震災当時の行政の動きなどの、歴史・地理的に広い観点で展示をしていたのが印象的であり、ほかの伝承館と少し違うと感じた。伝承館から歩いて10分ほどの場所にある「奇跡の一本松」を初めて見た。

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陸前高田からいったん前浜に戻り、前日取った種の回収をして、仙台に向かった。18時前に仙台駅に着いた。東北本線で1駅行った長町で銭湯に入り、夜は仙台で、はらこ飯を食べた。

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夜11時、仙台駅のお土産屋の多くが既に店を閉じたころ、JR東北の夜行バスで東京(バスタ新宿)に帰った。

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今回のツアーは2人という異例の少人数であったが、時間や行程に余裕があり、少人数ならではの楽しいツアーだった。種をたくさん採取できたので、東京でたくさん芽が出るといいなと思う。

(ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。早稲田2年 岩永)

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