Updated on 7月 17, 2019
2019年6月ツアー報告(6/22~23)
6月ツアー(6/21-6/23)
6月ツアーの報告です!
今回は私、前浜歴約3日の新人がツアー報告をさせていただきます。HPの記事を書くこと自体初めてですので、拙いものとなりますがどうかよろしくお願いいたします。
さて、(6/21-6/23)に行われました今年の6月ツアーは初参加の我々前浜ビギナーに向けの現地視察に加え、8月の植樹祭に向けた苗木の搬入作業を目的としたものです。
時を遡ること6/21。我々学生は深夜の東京駅に集まり仙台行きの夜行バス乗車からツアーがスタート。
朝の5時、曇天の中で仙台駅へ到着した私達はそこから電車で塩釜へ向かい、白鳥さん達と合流。高速に乗っていよいよ前浜へGO!
現地に到着し、まずは活動拠点「椿ハウス」へ。周辺の草を刈り、荷物の整理を終え、次の内湾を視察へ。高台で内湾を一望。震災から8年の月日が流れ、今となっては多く建物が立ち並び、舗装されているこの内湾も当時は津波による甚大な被害を受けたことを教えてもらいました。
移動中の車内からは内湾の町並みと共に防潮堤の外縁やコンクリートで固められたタンクなど現行の津波対策状況を見学。
途中、株式会社みらい造船の造船施設にお邪魔しました。巨大なクレーンが目を引くこの施設で船の組み立て、修理を行っています。
突然の訪問の中、見学をさせていただきありがとうございました。
お土産屋で休憩をした後、メンバーを二手に分けて行動。初参加の人達は継承館へ。
津波によって破壊された校舎を利用したこの施設で、まず最初に当時を物語る津波到達時の映像を視聴。次に震災当時のままの状態で保存されている廃校舎を見学。
どれも当時を生々しく物語っており胸を締めつけられるような気持ちになってしまいます。
しかし、これらの資料と実際の遺構を通して、改めて震災と向き合うことができた貴重な時間になったことは間違いないないでしょう。
…もう一方の方々は現地の方によるホヤとウニ捌き体験をしていたそう。
前浜マリンセンターで合流後、夜の懇親会に向けた夕食作りをしました。普段料理をしない私は非常にあたふたしていた記憶が…。慣れない作業に戸惑いながらも無事に完成!
料理を囲み懇親会がスタート!新鮮な魚の刺身やウニを交えてする会話は非常に弾むもので、最初こそ緊張していた私も次第にその輪の中に。都会では聞けない漁師さんのエピソードや椿を植えるきっかけなど大変興味深いお話が飛び出しました。
メンバーや前浜の方々と親睦を深めつつ食事した懇親会は大いに盛り上がり、無事に閉幕いしました!
懇親会の翌日。朝食を済ませ、苗木の到着前にマリンセンター周辺のフィールドワークを行いました。
ほとんどが更地になっているここ一帯には当時、多くの民家があり、鉄道も走っていたそうです。信じられます?津波で流された後の今ではその面影しか残っていません。何気ない風景にみえるこの光景も密かに震災の爪痕を残していたのです。
椿の植林地も見学。ここに植えられた椿がいつか立派な防潮林を形成すると思うとワクワクしてくる場所です。
フィールドワークから帰還後、ついに椿の苗木が到着!
全員で梱包を剥がす図。
今回搬入したのは戸山ハイツの皆さまが丹精込めて育ててくださった苗達です。どれも色艶が良く、とても立派に育っていました。この苗木達はきっと丈夫に育ってくれるでしょう。
無事に搬入を終えた早速に私達は帰り支度を整え、惜しみつつも前浜を出発。
ありがとう前浜。
前浜を発って石巻と松島を経由し、仙台駅へ到着。帰りの夜行バスで東京駅へ…。
少々天候に恵まれない中でのツアーでしたが、内容は非常に濃いものになりました。何より現地の方々の暖かさが印象的でとても親切にしてくださいました。前浜の方々、そしてツアーを支えてくださった方々へ心から感謝申し上げます。
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